犬の去勢手術　～ちくわぶの場合～

ひーこ

犬を飼うにあたって、考えなければならぬこと。
今回は犬の去勢・避妊手術について書いてみます。

ちくわぶ

わぶは男の子だから、主に去勢についてだよ。

Contents

去勢・避妊のメリットとデメリット
去勢・避妊の詳細
ちくわぶの去勢手術体験談
おわりに

去勢・避妊のメリットとデメリット

	メリット	デメリット
去勢	・病気の予防・性格が温厚になる・マーキング、マウンティング、無駄吠えの軽減・性的欲求のストレスからの解放	・繁殖できない・太りやすくなる・手術が可哀そう（ひーこ的気持ち）
避妊	・病気の予防・妊娠を避ける・生理がなくなる・発情のストレスからの解放	・同上

予防できる病気
　　　　睾丸腫瘍・セルトリ細胞腫・肛門周囲線腫・前立腺肥大
　　　　子宮蓄膿症・子宮内膜症・子宮腫瘍・卵巣腫瘍・乳腺腫瘍

ひーこ

以上を踏まえて、ちくわぶは去勢手術を受けることにしました。
でも、やっぱり手術は痛いよなー、痛い思いするのは可哀そうだよなーという思いは残りました。

去勢・避妊の詳細

手術を決めたとなると時期は？？費用は？？と、他にも気になる事がありますよね。
そちらを書いていきたいと思います。

時期

手術を受ける時期は、性成熟を迎える前の生後4～6ヶ月頃がベストとされているようです。
女の子はヒート（生理）が来る前が良いようです。
乳腺腫瘍の発生率は通常で25％、初回ヒート前の手術で0.5％、2回目ヒート前で8％、それ以降はあまり変わらないそうです。
男の子はマーキングが始まる前に去勢すると、足を上げないでオシッコします。（ただし例外もあり）

ちくわぶの場合

ちくわぶは、家に来て2週間後くらいに初めて病院を受診しました。
簡単な健康診断や去勢手術の相談の為です。
その時は、生後6ヶ月（3月20日頃）を目安に手術の予定を入れてくださいと言われました。
なので3月8日に受診して、ちくわぶの様子をもう一度診てもらい、手術の予定を決めようとしました。
診察の結果、ちくわぶはまだ乳歯が多い、と。
と、言うのはチワワは通常、生後5～6ヶ月で乳歯から永久歯に生え変わるが、その時期を過ぎても乳歯が残ることがあるそうです。（乳歯遺残）
乳歯が残ったまま永久歯が生えると、噛み合わせが悪くなり虫歯の原因になるので、残ってる乳歯は動物病院で抜くそうです。
去勢手術のついでに抜歯も行えるので、もう少し様子をみましょうと言う事で、もう１ヶ月延ばして生後7ヶ月（4月20日頃）に手術をする事となりました。

費用

去勢　…　2～3万円
避妊　…　3～5万円

この他に追加検査や追加項目などがある場合、更に費用はプラスされます。

ちくわぶの場合

診療項目	金額
去勢手術（超音波メス使用）	32700円
血液一般検査・血液生化学検査	0円
抗菌剤・消炎鎮痛剤内服薬	0円
歯石除去	0円
フィラリア抗原検査	2300円
外耳道処置	1000円
胸部レントゲン撮影検査	4000円
心電図検査	3000円
残存乳歯	4000円（2000円×2本）
モキシハートタブ	800円
合計	51624円（税込）

超音波メスを使用しない場合は27700円でした。
超音波メスを使用するかしないかの違いは聞いたのですが、忘れてしまいました(;’∀’)ｽﾐﾏｾﾇ
0円になっているものは去勢手術代に含まれているものだったと思います。
追加検査はしてもらった方が安心と思い、一緒にお願いしました。

追加検査
【胸部レントゲン撮影検査】
肺炎、肺水腫、心肥大、先天性の横隔膜の異常などがわかる。
【心電図検査】
先天性の心臓奇形や聴診ではわからない異常な不整脈などがわかる。

追加項目
【残存乳歯】
ちくわぶは犬歯がまだ2本残っていたので、抜いてもらいました。

その他、【フィラリア抗原検査・モキシハートタブ】は時期だったので、【外耳道処置】は耳が汚れていたのでお願いしたものです。

以上が手術当日にかかった費用です。
その後、抜糸の時に再診料800円と抜糸500円で計1404円（税込）がかかりました。
あとエリザベスカラーをお借りしたのですが、ちくわぶは合わなかった（詳細は後程）為、エリザベスウェアに変更してもらったので、ウェア代がかかりました。
それはまたしても忘れてしまった(;’∀’)ｽﾐﾏｾﾇ

入院期間

去勢…日帰り～1日
避妊…2～3日

避妊は開腹手術なので期間が長いです。

ちくわぶの場合

ちくわぶは日帰りでした。
詳しくは次の『ちくわぶの去勢手術体験談』に書いていきます。

ちくわぶの去勢手術体験談

ちくわぶ

ここからは手術の流れや、頑張ったわぶの勇姿をお伝えするよ。

手術前夜

手術前夜は「明日は頑張るんだよ。」と声をかけるのは勿論だがやらなければならない事がある。
それは、手術前夜12時までに食事を終了させる。
以降は水も飲ませてはいけない。
麻酔がかかった状態では吐物が気管に入っても咳き込めず、誤嚥性肺炎になったり窒息してしまう場合があるからです。
これは絶対に守りましょう。

手術当日

午前11時までに病院へ。
ご飯も水もあげられないので、「なんでご飯ないの？？」と言うかのようなちくわぶの視線が痛い…(つд⊂)
先生の診察を受けて、ちくわぶとお別れ(つд⊂)
これから何をするのか分からないちくわぶを預けるのは心配だったり、心が痛かったり、だったら手術なんてしなければいいじゃないとか、何とも言えない気持ちになりますが、ここまで来たら先生に任せるしかありません。
頑張れ、ちくわぶ。

手術は午後1時～4時の間に行われる予定。
この辺りはあまり覚えていないのですが…
手術が終わると病院から連絡が来て、午後6時以降には帰れる状態だったかと思います。
何時に連絡が来たっけな？？
「もう目が覚めていますよ～。」とか言われた気がする…
ほっとして早くちくわぶに会いたかったけど、万が一にも何かあった時に病院にいた方が安心だと思って少し余裕を見て迎えに行きました。

やっと会えたちくわぶはエリザベスカラーをしていて痛々しかったです。
よろよろと膝の上に乗ってきて眠る姿に心がキューッっとなりました(つд⊂)
頑張ったね、わぶちゃん。

耳の毛が濡れているみたいなのは、外耳道処置もしてもらったからです。
なんだか余計に頑張った感が出て心が締め付けられました(つд⊂)

エリザベスカラー

で、ちくわぶに合わなかったというエリザベスカラーなんですが。
ケージに入る時に引っかかってビックリしちゃう。
オシッコする前に、トイレの匂いを嗅ぐときに引っかかってしまって、オシッコできない。
なので、トイレの外でオシッコしてしまって申し訳なくしている。
わぶ、いいんだよ、失敗しても怒らないよ。
あまりにも上手く動けなくてかわいそう。